研究の技術

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研究者のセルフブランディング

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 研究者の使命の一つはその能力により生み出される価値の最大化であり,そのためには「研究者としての自分のブランディング」が欠かせません.この記事では,このようなセルフブランディングについてまとめます.

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効果的な論文イントロをロジカルに書く方法

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 研究論文や発表のイントロ(イントロダクション・緒言・序論)をどのように書くかは非常に悩ましい問題です.この記事では,研究課題の有用性,新規性,実現性を整理して書く方法を紹介します.

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よい発表,よい論文,そしてよい研究とは -自分と他人の視点の違い-

研究をうまく進めて成果を挙げるためには,まず,どのような発表や論文,研究が良いとされるのかを知っておく必要があります.良さというのは多面的ではありますが,この記事では,研究者(発表者,執筆者)自身にとっての良さと,読み手や聞き手にとっての良さの二つに分けて説明します.これら双方にとって,良さというのは異なります.この違いを把握することで,双方にとってより良い成果としてまとめることができるようになるでしょう. 良い発表とは? 発表者自身にとっての良い発表とは,「自分の発見や成果の価値を認めてもらい,その価値をさらに高めるための援助をもらえるもの」です.自分では重要な発見や成果を得たと考えていても,それを認めてもらえなければ,後々埋もれてなかったことになってしまいます.そうなってしまえば個人的にも悲しいですし,研究分野全体としても損失ですよね.なので,発表によって価値を認めてもらう必要があるのです.良い発表をした時には,その価値をさらに高めるための支援も得ることができます.質疑応答で見逃していた点への気付きや,よいアドバイスをもらえることもそうですし,一緒に研究をしたいと声をかけられることも研究の発展のきっかけとなり得ます. 一方で聞き手にとっての良い発表とは,「自分にとって価値の高い情報を限られた時間内で効率的に与えてくれる情報源」です.研究者は,限られた時間で最大の研究成果を挙げなければいけないため,情報収集の効率に敏感です.予稿集に記載された発表タイトルを見て,自分が成果を挙げる役に立ちそうであればその発表を真剣に聞き始めますが,それほどの価値はないと判断すれば,聞きにすら来ないか,途中で聞くのをやめてしまいます. 良い論文とは? 著者自身にとって良い論文とは,「後世の人が成果を挙げるために多く引用してくれるもの」です.研究の価値は,その後の研究の発展にどれだけ寄与したか,という点にあり,その分かりやすい客観指標の一つに論文引用数(いくつの論文の参考文献リストに載ったか)があります.多くの研究の発展に寄与した論文は,その分野のマイルストーンとしての主要文献となり,研究者の評判を高めます.そうなると,よりよい研究をするための資金や人脈が豊富になるという好循環を生み出します. 読者にとって良い論文とは,「自分がさらなる成果を挙げるための足掛かりを与えてくれる,綺麗に整えられた信頼できる土台」です.研究者は,わかりやすく,正しく,新しく,かつ自分にとって有益な内容が記載されている論文を日々探しています.一から自分たちで研究を始めようとすると莫大なコストがかかり,研究の世界全体としての効率も落ちるため,他の人が到達したところから研究をスタートさせたいのです.ただし,内容が整理されたわかりやすい論文でなければ,そのような土台としては扱いづらいので,避けられます.結論の正しさや新しさが判断できない信頼できない文献も,それを土台にしてしまうと自信の成果の信頼性が損なわれるので,避けられます. 良い研究とは? 研究者自身にとって良い研究とは,「自分が実現したい未来に向かって,世界を少しずつ,継続的に変えていくための着実な一歩」です.一つの研究だけで何かがすぐに大きく変わるわけではありません.論文としてまとめる上で都合のよい結果が得られるとも限りません.ただ,その研究をすることによって,得られた結果がある意味失敗の結果であったとしても,その先にしたいと思っている研究を始めるためのきっかけとなるのであれば,それは良い研究だといえるでしょう. 一方で,本人以外の研究者にとって良い研究とは,「自分では取り組めていなかったが,解かれるべきだと常々考えていた重要な問題を解決できそうな研究」です.つまり,自分が実現したい未来に向かって世界を変えていく上での穴を埋めてくれる研究です.一人ではできることが限られているため,夢が大きな研究者は仲間を探しているのです. まとめ 本人と,本人以外の研究者の双方の視点から,よい発表,よい論文,よい研究とはなにか,ということを解説しました.自分ではよいと思っていたものがなかなか人に認めてもらえない…という悩みを持たないようにするためにも,双方の違いを認識しておくように心がけましょう.

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スライド資料の論理性チェックリスト

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 研究発表をスライド形式で行う場合、話の論理展開を入念に計画し、それをスライド構成に反映させる努力が特に重要です。この記事では、スライド作成ツールを立ち上げる前、個別スライドを作るとき、スライド枚数が出揃ってきた後、の3段階でチェックすべき項目をまとめます。

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論証力を身につけよう

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 前提から論理的に結論を下せる力は,研究を進める上で特に重要です.根拠や前提に支持された発展的な結論を導出し,また逆に結論の説得力を高めるための根拠や前提を整理することが求められます.この記事では,基本となる3つの論証と,4つの導出パターンを紹介します.

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研究発表中盤戦の攻略 -方法スライドから結論スライドまで-

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 研究発表の序盤戦で「研究の目的」について納得してもらえたとすれば,次の勝負は「結論をいかに納得させるか」です.この記事では,10~15分程度と発表時間が短い場合の中盤戦の攻略法についてまとめます.序盤戦の攻略法の記事はこちら.

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オンラインLaTeXエディタOverleafの導入方法と使用感

論文原稿をLaTeXで書く際のエディタとしてクラウドベースのOverleafは導入が簡単なので初学者には特におすすめです.この記事では,Overleafの簡単な導入方法や使い方,またできることをまとめました.Overleafがどんなものかを知るにはこの論文がお薦めです. 導入&試用は非常に簡単 導入&試用はこれ以上ないと思えるほど簡単です.Overleafの公式サイトの中ほどにある「CREATE A NEW PAPER」のボタンを押すだけでエディタ画面及びコンパイル後のプレビュー画面がブラウザ上で開き,そこで簡単な操作案内を受けつつLaTeX編集を始められます.PCへのLaTeXパッケージのインストールなどの環境設定は一切不要です.\usepackageでパッケージ指定さえすれば,サーバ側で勝手に処理してパッケージが使えるようにしてくれます.TeXstudioも導入が簡単なエディタですが,LaTeXパッケージは別で導入する必要があるのでそれよりも手間は少ないです.LaTeX環境の構築の手間で挫折するという悲惨な事態を招かなくて済みます.操作のチュートリアル動画はここにあります. 日本語の記述にも対応 現在のOverleafの初期設定では日本語の入った文書は作成できませんが,「二か所の設定変更」と「\documentclss及びプリアンブルの変更」だけで作成できるようになります.ここの記事でその方法が紹介されています.特に,この記事の下の方に記載されている「別の方法2:XeLaTeX で日本語を使用する」が最も簡単かと思います. 原稿テンプレートも豊富に標準装備 論文原稿の体裁は大抵の場合論文誌や学会によって厳密に決められています.そのため,大抵のLatexエディタを使う場合にはそれらの公式Webサイトへいってテンプレートが置いてある場所を探し,ダウンロードして使う,という手続きが必要になるのですが,Overleafでは「テンプレートの選択」という案内画面に従うことでこの手間が省けるようにしてあります. 「My projects」というプロジェクト管理画面(Overleafでは,1つの原稿を1つのプロジェクトと呼んでいる)にある「NEW PROJECT」のボタンを押すと,学会誌や本,履歴書やプレゼンテーションのテンプレートの種類が一覧表示されます.そこで「More Academic Journal templates…」を選ぶと,ここのテンプレートギャラリーが開きます.その中から必要なテンプレートを検索して選ぶと,「OPEN AS TEMPLATE」のボタンがあるページに移るので,そこでこのボタンを押せばこのテンプレートでの原稿編集画面に入れます.ただし,「My projects」を利用するにはSign upが必要(Sign upは無料.googleやORCIDなどのアカウントでもsign upできる).Sign upはここで可能(プロジェクトの容量が100MB増える招待リンクです)です. 自作のテンプレートや画像もアップロードして利用可能 上記のテンプレートギャラリーにない原稿テンプレートも,自前で用意さえできれば,プロジェクト毎にエディタの画面からアップロードして使用できます.エディタ画面の左上の「PROJECT」メニューを押すと,画面左部分にファイル管理ウインドウが現れます.そこで右クリックして「Upload from..」からアップロードしたいファイルの場所(例えばComputer)を選び,ファイルを画面にクリック&ドロップでアップロードされます.eps, pdf, sty, cls, clo, bibなどのファイルも問題なく使用できます. 出力ファイルの一括ダウンロードも可能 各プロジェクトの原稿ソースファイルをOverleaf上でコンパイルして作成される出力ファイル(pdfやbblなど)も,ソースファイルと併せてダウンロードできます.したがって,試しにOverleafで作り始めたもののやっぱりローカル環境での編集に戻りたい,という場合でも問題なく引き返せます. スマートフォンでも編集&コンパイルできる エディタはSafariやChrome,Edgeなど一般的なブラウザで動作します.またコンパイルはサーバ側で実行されるため,スマートフォンからでも編集できます.移動中でもちょっと編集したいという時には便利です. コンパイルにはやはり時間がかかる ここまではメリットについて書いてきましたが,コンパイルの速度はローカルの環境と比較するともたつきを感じます.7-8枚の画像を含む10ページ程度の論文原稿をコンパイルするのに大体10秒くらいかかります.もちろんこれはネット環境に依存しますが、ローカル環境より処理が早いということはないでしょう.編集作業の裏でコンパイルを随時実行してくれるように設定できるので,コンパイル結果を確認しながらLaTeXコマンドのパラメータを調整するような作業でなければこのもたつきは気にならないかもしれません. 無料プランでは原稿が誰でも閲覧できる状態になる 研究成果をまとめる原稿をOverleafで書く時には注意が必要です.無料プランでは,プロジェクトのリンクアドレスさえ知って入れば誰でも原稿を閲覧できる状態になっています.Latexの練習に使う用途なら無料版でよいですが,外に漏れると困る内容を含む原稿を執筆する場合には有料プランにグレードアップするか,もしくは有料プランのアカウントを持っている研究メンバーにプロジェクトを作成してもらって,そこに共同執筆者として招待してもらうのがよいでしょう.

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研究発表の各セクションの役割

研究発表のスライドは,大抵の場合「背景」「目的」「方法」「結果」「結論」「課題」「展望」の7つのセクションで構成されます.わかりやすく効果的な研究発表にするためには,これらのセクションの役割を把握し,その役割が発揮されるようにそれらのセクションを書かなくてはなりません.この記事では,発表資料中における各セクションの役割を紹介します.

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発表資料に使える無料素材配布サイト

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 研究発表資料のなかでメッセージの印象や視認性を向上させるために画像素材を使いたいものの,一から自前で作るほどコストをかける必要もないときがある.そのようなときに便利な素材配布サイトのうち,無料で入手でき改変も可能な使い勝手のよいものをまとめた.

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発表資料の各スライドに対する自己チェックリスト

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language. 研究発表資料の作成において,全体の構成を練ることも重要ですが,各スライドを個別に洗練させていくことも重要です.この記事では,各スライドに対して確認していくべき項目を重要な順で紹介します.