エアコンプレッサの選定方法 -圧縮機-

工学・情報学メモ

エアコンプレッサは,空気を圧縮し,一定圧を超えない状態で貯蔵し,また取り出せるようにするものです.従って,コンプレッサには圧縮機,貯蔵タンク,圧力制御装置,空気吐出口が備えられており,それらの特徴が用途に合っているかが選定の基準になります.

圧縮装置は,基本的には電気モータの回転により取り込んだ空気が圧縮されるように機構を動かしつつ,タンク内にその圧縮空気を押し込みます.この機構にはいくつか種類があり,生じる騒音や振動,タンク内空気の質,製品バリエーションの点で違いが見られます.ピストンを用いるレシプロ型は機構の揺動を伴うため音(断続的なバリバリ音)や振動が大きく,また熱をもち,脈動が発生しがちですが,安価であり,屋外の工事現場や一般家庭用に数万円程度の小型なものも多く市販されています.二対のスクリューをかませたスクリュー型は音や振動が少なく,吐き出し量も多いため工場などでよく用いられており,静音性を重視した高品質なものから価格を抑えたものまで,製品のバリエーションが豊富です.渦巻き状の板金をずらして組み合わせたスクロール型は音や振動が飛び抜けて小さく(連続的なブーンという重低音),脈動の発生も少ないという利点があります.圧縮空気の質を上げるための工夫も多くなされているので,高価です.ロータリーエンジンのように,回転部品と筐体の間の体積の変化を利用して圧縮を行うクロー型は機構の対称性によって揺動が発生しにくいという利点がありますが,あまり製品のバリエーションはないようです.上記のものの吐出圧力は高々10気圧程度であり,吐出量も毎分数百リットル程度ですが,羽根車で運動エネルギーを与えて効果的に空気を取り込むターボ型ものは,それ以上の高圧,大出力を実現できるようです.

参考:
コンプレッサの部屋
コンプレッサの機種選定方法
エアコンプレッサーの選定・選び方
e-Learning 圧縮方式
コンプレッサー選びのポイント
オイルフリーターボコンプレッサ

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