アンドロイドロボットの高機能化研究

 人と触れ合いながら感情豊かな情報を交わし,多種の情報システムと人との間の窓口となる「感情情報ネットワークハブ」としてのアンドロイドの実現を目指し,アンドロイドの情報機能の向上を図る研究を推進しています.研究の柱は,「感情の載った反応を人から引き出す機能」「人の反応を敏感に察知して分析する機能」「人の反応に即して効果的な感情表現を生成する機能」の向上です.
 鍵となるのは,皮膚を含めた身体ハードウェアの構造や操り方の革新です.肉厚柔軟な皮膚素材に触覚センサ機能や変形・変色・変温機能を同時搭載する技術や,各部の動きに幾重にも感情ニュアンスを載せて表現する技術,全身各部の感情表現を統括して操る技術などを着実に洗練していく必要があります.
 これらの技術確立のためには,機械工学・マテリアル科学・電気電子工学などの工学分野だけでなく,心理学・医学・歯学・脳神経科学などの多くの学術分野の知識や技術を組み合わせた取り組みが求められます.そのため,異分野融合アプローチにより,上記課題の解決を図ります.