プロフィール

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職歴,学歴,受賞歴,研究費獲得歴,教育歴などの経歴を記載しています.

略歴

石原 尚(いしはら ひさし).博士(工学)(大阪大学).1983年生.2009年から2012年まで日本学術振興会特別研究員(DC1).2012年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得満期退学.2013年より理研BSI客員研究員.2014年に博士(工学)を取得後,2019年1月まで大阪大学大学院工学研究科テニュアトラック助教.現講師.2015年よりATR連携研究員.2016年より2020年までJSTさきがけ研究者.子どもアンドロイドロボットAffettoの開発を手掛ける.アンドロイドの表現力や感知力を向上させるためのデバイス開発や人の計測分析,また触れ合いの中で達成される機械学習法の研究に従事.

現職

研究職歴

    • 2009年4月 – 2012年3月
      • 日本学術振興会特別研究員(DC1)として創発ロボティクス研究室(浅田稔教授研究室)内で「他者の模倣反応における無意識的な情報の偏りを利用した機械学習アルゴリズム」の研究.
    • 2012年4月 – 2013年3月
      • 大院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 創発ロボティクス研究室(浅田稔教授研究室) 特任研究員(基盤研究S「構成的手法による身体バブリングから社会性獲得に至る発達過程の理解と構築」代表:浅田稔)として,「柔軟皮膚を備える子供型アンドロイドロボットの頭部機構」の研究開発.
    • 2013年4月 – 2014年1月
      • 創発ロボティクス研究室(浅田稔教授研究室) 特任助教(常勤)(特別推進研究「神経ダイナミクスから社会的相互作用へ至る過程の理解と構築による構成的発達科学」代表:浅田稔)として,「空気圧でしなやかに動作する子供型アンドロイドロボットの上半身骨格機構」の研究開発.
    • 2013年8月 – 現在
      • 理化学研究所脳神経科学研究センター 客員研究員(馬塚れい子博士研究室)として,「子供型アンドロイドを利用した子供に対する親の無意識的発話変容の生起メカニズムの実験的解明」の研究.
    • 2014年2月 – 2019年1月
      • 大阪大学大学院 工学研究科 助教(浅田稔教授研究室)として「人と親密に触れ合える子供型アンドロイドロボットの全身の感知・表現力の向上と実験応用」の研究.
    • 2015年7月 – 現在
      • 国際電気通信基礎技術研究所(ATR) 連携研究員(宮下敬宏室長研究室)として,「アンドロイド用触覚センサを応用した人歩行時の足裏負荷計測装置の開発」の研究.
    • 2016年12月 – 2020年3月
      • 科学技術振興機構(JST) さきがけ研究者(黒橋禎夫教授領域)として,「親密な触れ合いで顕著化された人の社会的反応情報を能動的に収集して利用可能にする子供アンドロイドの高機能化」の研究.
    • 2019年1月 – 2019年3月
      • 大阪大学大学院 工学研究科 講師(浅田稔教授研究室)として「人と親密に触れ合える子供型アンドロイドロボットの全身の感知・表現力の向上と実験応用」の研究.
    • 2019年4月 – 2020年3月
      • 大阪大学大学院 工学研究科 講師(中谷彰宏教授研究室)
    • 2020年4月 – 現在
      • 大阪大学大学院 工学研究科 講師(大須賀・杉本研究室)

学歴

  • 2014年1月24日 博士(工学) 大阪大学大学院 工学研究科 創発ロボティクス研究室
  • 2012年3月31日 博士後期課程単位取得満期退学  大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 創発ロボティクス研究室
  • 2009年3月24日 修士(工学) 大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 創発ロボティクス研究室
  • 2007年3月23日 学士(工学) 大阪大学工学部機械工学科目
  • 2002年3月 広島大学附属高等学校卒

受賞歴

    1. 2008年 JIDPOグッドデザイン賞. コミュニケーション発話知能ロボット “Vo-Cal(Vivid Oral Conversation through Acquiring Language)”. JEAP/阪大浅田・川崎共同研究(開発部分担当), 2008.
    2. 2008年 ECSIS Symposium on Learning and Adaptive Behaviors in Robotic Systems, BEST Video Award and $1000 prize, “Cognitive Developmental Robotics with a Biomimetic Child-robot”. T. Noda, S. Ikemoto, D. Quevedo, T. Shimizu, H. Sumioka. H. Ishihara, Y. Sasamoto, Y. Yoshikawa, T. Minato, H. Ishiguro, M. Asada.
    3. 2008年 AAAI-08 AI Video Competition, Best Video Award Finalists, “CB2: Child Robot with Biomimetic Body”, T. Noda, S. Ikemoto, D. Quevedo, T. Shimizu, H. Sumioka, H. Ishihara, Y. Sasamoto, Y. Yoshikawa, T. Minato, H. Ishiguro, M. Asada.
    4. 2009年3月 修士論文最優秀発表賞 及び 最優秀論文賞 「Perceptual Biases by Empirical Anticipation Shape Infant’s Vowel through Auto Mirroring(自己ミラーリングを通じた経験的な予期による知覚バイアスによる乳児母音の誘導的発達)」大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻
    5. 2010年9月 大会発表賞「乳児母音発達における親の期待の持つ誘導的効果: 発達シミュレーション及び音声模倣実験による検討」 日本認知科学会第27回大会
    6. 2011年9月 学生奨励賞「写実的な子供酷似型ロボットを用いた愛着関係と心的発達研究に向けた将来展望」 平成23年度情報処理学会関西支部支部大会
    7. 2015年12月 優秀ポスター講演論文賞(共著)「磁性・非磁性エラストマを積層した磁気式触覚センサの基礎特性解析」 第24回MAGDAコンファレンス
    8. 2016年7月 2nd Best Poster Award (共著)「Principal Component Analysis of Two-dimensional Flow Vector Fields on Human Facial Skin for Efficient Robot Face Design(効率的な顔ロボット設計のための人の顔面皮膚の流れベクトル場の主成分分析)」 The 5th International Conference on Biomimetic and Biohybrid Systems(Living Machines)
    9. 2016年11月 Best Robot Design Award (as 3rd place) 「Child Android Robot “Affetto”(子供型アンドロイドロボットAffettoのデザイン)」The 8th International Conference on Social Robotics
    10. 2019年3月 学生奨励賞(共著) 「子供型アンドロイドの接触反応表現のための柔軟な表情生成器と割り込み表情制御器の開発」HAIシンポジウム

資金獲得実績

      • 2020年7月-2025年3月[分担]JSPS特別推進研究「アジアと欧米:コミュニケーションの文化差から言語の獲得過程を探る」.R2年度4,900,000円.R3年度9,100,000円.
      • 2020年4月-2022年3月[代表]JSPS科研費 若手研究「有機材料の活用によるアンドロイド皮膚の高機能化」.R2年度2,080,000円.R3年度2,080,000円.
      • 2018年8月-2019年3月 [代表]JST SCORE「接触面における三次元皮膚負担を推定可能なセンサシートの事業化検証のための大規模センサアレイ開発」.H30年度2,300,000円.
      • 2016年12月-2020年3月 [代表]JSTさきがけ「触れ合いデータを収集する子供アンドロイド高機能化」.H28年度6,060,000円.H29年度12,000,000円.H30年度9,300,000円.H31年度9,900,000円
      • 2016年4月-2019年3月 [代表]大阪大学 知の共創プログラム「触れ合いの社会認知神経科学ロボティクス」.H28年度2,500,000円.H29年度2,156,000円.H30年度2,156,000円
      • 2015年4月-2017年3月 [代表]JSPS若手研究B「ヒト皮膚の張力膜構造を模した柔軟外装の子供アンドロイドへの全身実装と機能評価」.H27年度2,990,000円,H28年度1,170,000円.
      • 2014年4月-2017年3月 [分担]特別推進研究「神経ダイナミクスから社会的相互作用に至る過程の理解と構築による構成的発達科学」. H26年度184,000円,H27年度6,794,000円,H28年度5,000,000円.
      • 2013年2月-2018年3月 科学技術人材育成費補助金. テニュアトラック普及・定着事業. H25年度10,000,000円,H26年度4,735,000円.
      • 2009年4月-2012年3月 [代表]日本学術振興会特別研究員奨励費(DC1)「養育者の無意識的親行動を考慮した乳児の模倣発達メカニズムの構成論的モデリング」.H21年度1,000,000円,H22年度800,000円.H23年度800,000円.

獲得した研究予算の年次推移はこちらの記事で紹介しています.

大会委員

  1. 2015 – 2016: Demonstration Co-chair of the HRI 2016
  2. 2015 – 2016: 日本赤ちゃん学会若手部会 ワークショップ運営委員
  3. 2013 – 2014: Local and Finance Chair of the Third Joint IEEE International Conference on Development and Learning and on Epigenetic Robotics.
  4. 2009 – 2011: 運営副委員長 of the Special Research Committee on Embodiment and Cognitive Science and Real world Application, in the robotics society of Japan

企画運営

  1. 発達を支える親と子のバランス. 日本赤ちゃん学会第11回学術集会自主ラウンドテーブル. 中部学院大学. 2011年5月7日.
  2. Workshop on Cognitive Neuroscience Robotics in Social Robotics. Senri Life Science Center (Osaka). Dec. 13, 2016.
  3. 大阪大学 知の共創プログラム 「身体性と生命性,そして社会性をつなぐ学際的研究会」 . ホテル日航八重山(沖縄). Jan. 25, 2017.

教育活動

      • 大阪大学大学院 工学研究科 知能・機能創成工学専攻 基盤PP 班担当(通年) 2014年度から2018年度まで担当
      • 大阪大学工学部 機能創成工学実習III 曜日担当(後期科目) 2014年度から2017年度まで担当
      • 大阪大学 物理学実験 実習担当(前期科目) 2015年度担当
      • 大学フォーミュラレーシングクラブ(OFRAC)教員アドバイザ(通年) 同クラブOBの縁があり2017年度から現在まで担当
      • 大阪大学未来基金「学部学生による自主研究奨励事業」アドバイザ教員(通年) 2017年度1件担当「熱効率向上を目的とした既存市販エンジンに搭載可能なポンプ損失低減システムの開発と実践」. 2018年度2件担当「複数のステアリングシステム要素の剛性変更による車両操作性向上効果の実測と評価」及び「実測データによる補正を通じたエンジン冷却システム計算モデルの小型フォーミュラカーへの適用と精度評価」.
      • SEEDS実感科学研究生受け入れ(前期) 2018年度1名担当「痛みを感じるロボット?子ども型ロボットの感情表出システムの開発」
      • 高校生向け講演 2017年度徳島県立脇町高校において文理融合研究の実例を挙げて文理融合教育の必要性について講演

その他教育活動

      • 2017年-: 大阪大学フォーミュラレーシングクラブ(OFRAC)アドバイザー教員

学位論文

      1. 卒業論文. 相互模倣による母音獲得のためのマグネット効果の検証.大阪大学工学部応用理工学科, 2007.
      2. 修士論文. Perceptual Biases by Empirical Anticipation Shape Infant’s Vowel through Auto Mirroring. 大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻, 2009.最優秀論文賞及び最優秀発表賞同時受賞
      3. 博士学位論文. Synthetic Approach toward Understanding of Guiding Effect of Caregiver’s Subjectivity on Social Development of Children (子どもの社会性発達における養育者の主観性の持つ誘導的効果の理解に向けた構成的アプローチ), 大阪大学大学院工学研究科, 2014.

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