駆け出し研究者のための研究技術入門:記事一覧
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研究技術解説
研究パフォーマンスを高めるには専門技術だけでなく,基礎的技術も必要です.この記事では,著者が効果を確かめてきた基礎的な知識や技術を4編に分けて解説しています.
- 初級編:学生さんにまず知っておいて欲しいこと
- 実践編:研究の各場面で使える実践的技術
- 理論編:技術を使いこなすための理論
- 発展編:さらなる飛躍のための研究以外の技術
- ツール編:研究支援ツールの使い方
2023年10月現在,こちらのサイトでの記事更新は停止しております.最新の記事は外部ブログサービスであるNoteで公開しておりますので,こちらを是非ご覧ください.
①初級編 – 研究を始めるにあたって
心構え
![研究者になろうとする学生に必要なスキルアップ](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/graduation-cap-3430714_1280-300x300.jpg)
もしあなたがこれから研究者になろうとしている学生さんなら,学生でいる間に「研究者としてのスキルアップ」を達成する必要があることを強く意識しておかないといけません.もし博士号を得ることだけが目的なのであれば,博士課程に進学して一定の質と数の論文を世に出すことさえできれば十分ですが,その後研究...
![研究成果を挙げるための6つの基礎スキルを実践的に身につける方法](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/04/man-2037255_1920-e1541744903781.jpg)
研究室に配属された学生さんが最低限身につけるべきスキルセットは何でしょうか.高度な専門スキルを身につけることも大切ですが,それらの習得や活用の土台となる基礎的なスキルの習得も不可欠です.この記事では,6つの基礎スキルと,それらを実践的に身につける方法を紹介します.紹介するスキルは,「論証」...
![効果的なプレゼンテーションのためにまず知っておくべき基本的な心構え](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2017/10/analytics-3291738_1920-e1541744951270.jpg)
研究のプレゼンテーションには,論文執筆とは少し異なる心構えが必要です.発表者自身の感情や自信を込め,また感覚や体験をも伝えることがある程度許されているからです.単に論文の内容を朗読するだけではそこに発表者がいる意味はありません.自分自身と自分の研究を売り込む場であることを知り,研究の面白さ...
![知らないとまずい、研究発表の9つの超基本の鉄則](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/02/talk-e1541744492884.jpg)
研究発表について多くの経験者が口を揃えて指摘する超基本の鉄則があります.これらの鉄則を知らなければ、研究発表を成功させることは叶わないでしょう.この記事では,知らないとまずい発表の鉄則についてまとめます.
①発表時間は絶対に守る
途中で質問が来ようが,PCとプロジェクタの接続トラブルが...
![研究が進まなくて悩んだときの考え方](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/12/adult-2449725_1280-300x300.jpg)
研究はこれまで誰も成し遂げなかったことを成し遂げようとする挑戦です.したがって,苦しい状況に陥ることは避けられませんが,同じ苦しみでも「前向きでやりがいのある苦しみ」に変えることは可能です.この記事では,苦しい状況に陥って疲れてしまったときに役に立つかもしれない考え方を紹介します.
「本...
テーマ設定
![よい発表,よい論文,そしてよい研究とは -自分と他人の視点の違い-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/07/mistake-1966448_1280-300x300.jpg)
研究をうまく進めて成果を挙げるためには,まず,どのような発表や論文,研究が良いとされるのかを知っておく必要があります.良さというのは多面的ではありますが,この記事では,研究者(発表者,執筆者)自身にとっての良さと,読み手や聞き手にとっての良さの二つに分けて説明します.これら双方にとって,良...
![日常生活での研究テーマの見つけ方](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/seed-e1541744519821.jpg)
研究テーマを決めるための方法には様々ありますが,一つには「自分が主張したい結論をまず明確にする」という方法があります.卒論なら一年後,修論なら二年後の発表で,自分が他人に何を主張できる人間になっていたいか,という将来のビジョンをまず定め,そこから逆算で必要な作業を決めていくという方法です....
![曖昧な興味から研究テーマを定めるための3つのステップ](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/05/problem-3303396_1920-e1541745063388.png)
適切な研究のテーマや目的を定めることは中々難しい作業です.漠然とした興味の対象はあるけれど,ゴーサインをもらえる研究目的を定めていくための具体的な方法がわからない,という学生さんは多いはずです.この記事では,そのような場合に「①対象の絞り込み」「②理想と現実のギャップの把握」「③障壁の把握...
②実践編 – 各場面で成果を挙げるために
論文
![論文を効率的に読む方法 -ヒントを集めて論文のアイデンティティと地図を狙い読みする-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2019/04/book-2692801_1280-300x300.jpg)
論文には難解な内容が詳細まで記載されているため,指針もなく読み進めていくだけではなかなか理解を進めることができません.効率的に読み進めていくには,論文に散りばめられている「読み解くためのヒント」を集めるための「狙い読み」が重要です.この記事では,そもそも何を読み解くべきかを紹介したうえで,...
![論文の書き方 -➀アウトラインを設計して草案を書く-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/man-1454744_1280-300x300.jpg)
論文を書き上げるのは大変な作業です.最も大切な作業は,論文の文章を書き始める前の「構造アウトラインの設計」です.建築物に建築基準法があるように,論文にも作成ルールがあります.この記事では,論文作成の上で守るべき3つのルールを紹介した上で,論文のあらすじを整理したものであるアウトライン草案の...
![論文の書き方 -➁アウトライン草案から要約版論文を書き起こす-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/student-849822_1280-300x300.jpg)
論文を効率よく書くにはいくつかのステップを踏むことが重要です.この記事では,アウトライン草案から要約版論文を作成するまでのステップを実例を挙げて解説します.アウトライン草案を作成するまでのステップは下の記事で解説していますので,先にご覧ください.
要約版論文とは
要約版論文とは,メ...
![パラグラフライティングの作法 -書き手にもメリットのある文配置ルール-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/note-e1541744524446.jpg)
パラグラフライティングは,難解な内容を分かりやすく説明するために必須の記述法であり,読み手だけでなく,書き手にもメリットがあります.ポイントは「各段落の先頭行だけを抜き出せば正しい要約ができあがるようにする」ことです.この記事では,書き方の具体例を挙げながら,パラグラフライティングの概要と...
![論文の文章を推敲するための12の方法](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/note-e1541744524446.jpg)
文章を書いたら,より読みやすいものとなるように推敲を重ねましょう.基本は「短く,正しく,分かりやすく」です.ここでは,1つか2つの文に対して細かく推敲する際に必要となる基本的な手法についてまとめます.
12の方法とは
この記事で紹介する12の方法は以下のものです.
短く切る
...
![論文タイトルは5ステップで決める -実例付き解説-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/books-e1541744552604.jpg)
タイトルは,論文中で最も短いながらも最も重要な文言です.この記事では,5ステップによるタイトルの決め方を具体例を挙げながら解説します.
この記事で紹介する手順
この記事では,下に挙げる5つのステップでタイトルを決める手順を具体例を挙げながら説明します.
まずは研究の「肝」をはっ...
![アブストラクトの書き方 -4つのステップを実例付きで-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/write-e1541744470593.jpg)
多くの人に論文を読んでもらおうとするとき,タイトルの次に重要な部分がアブストラクト(Abstract,概要)です.大抵の読者は,タイトルを見て自分に関係しそうか当たりをつけ,次にアブストラクトを読み,実際に読む価値があるか否かを判断するからです.この記事では例を挙げてアブストラクトの書き方...
![イントロダクション(序論)の書き方 -封じるべき「そもそも論」6選-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/man-1454744_1280-300x300.jpg)
イントロ(序論・緒言・はじめに)を書くのはなかなかやっかいです.研究の中で実証していない「そもそも論」の論理を高い説得力をもって単純かつ明快に述べなければならないからです.この記事では,イントロの役割についておさらいした上で,イントロを書く上で必ず記載すべき6つのポイントについて紹介します...
![Discussion(議論)の書き方 -記載すべきこと・すべきでないこと-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/write-e1541744470593.jpg)
Discussionは,得られた事実に対してどのような解釈ができるのか,そして次は何をするべきかという行動判断について記載する項目です.別記事で紹介した「雨(事実)→空(解釈)→傘(行動判断)」のうちの空と傘について記述される,論文の中で最も著者の意見が盛り込まれる箇所です.この記事では,...
プレゼン・ポスター
![「絶対に守るべき」発表スライドの3つの基本ルール](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/10/rules-1752415_1280-e1541745201657.jpg)
スライド形式の資料を用いて「新奇難解な論理」を「短時間で分かりやすく」説明するには,一つ一つのスライドを作る際に3つの基本ルールを守ることが肝要です.この記事では,「3要素明確化」「絞り込み」「視覚化」という3つのルールについて解説します.これらのルールを守る上で便利なスライドテンプレート...
![ポスター発表の作成例見本 -見やすく説明もしやすい構成のコツ-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/plans-1867745_1280-300x300.jpg)
見やすく説明もしやすい構成の学会ポスターの作り方を作成見本を用いて解説します。見本に使うのは、桃太郎が鬼退治の作戦を村会議で発表する、という想定で作成したポスターです。
見本ポスター
下に載せているのが見本のポスターです。緑を基本色として、游ゴシック体のフォントで作成しています。レイア...
![ポスター発表の本番は最初の1分が勝負 -不安を感じない話し方のコツ-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2017/10/analytics-3291738_1920-e1541744951270.jpg)
ポスター発表で多くの人に通り過ぎられるのは寂しいものですよね.ポスター発表本番の話し方に不安を抱えているとしたら,それは論文や講演とも違う「ポスター発表ならではのコツ」を掴んでいないからです.コツさえ掴めれば,不安に感じることが減るだけでなく,発表の効果も高まります.この記事では,ポスター...
![なるほど!と言わせる発表資料を作るための12のコツ](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/07/teacher-3765909_1280-300x300.jpg)
スライド形式の発表資料(プレゼンテーション)の作成は,簡単なようでいて実のところ難しいものです.長い時間をかけてへとへとになるまで準備して,やっとの思いで発表しても,「何が言いたいのかわからない…」「そんなこと言ってたっけ…?」のような残念な反応が返ってくることはしばしばです.そんなときは...
![分かりやすいプレゼンスライドを作れる研究発表用テンプレート](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/05/plant-2798849_1280-e1541745032259.jpg)
分かりやすい研究発表資料を手早く作成するためには,研究発表用にカスタマイズされたスライドテンプレートを使うことが有効です.この記事では,著者自身がカスタマイズを繰り返して使い勝手を高めてきたパワーポイント用スライドテンプレートを紹介します.記事の最後のボタンからダウンロードできますので,是...
![研究発表の質疑応答で失敗しないための10のコツ](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/hearing-e1541744558408.jpg)
研究発表では大抵,発表と併せて質疑応答の機会が用意されます.それは,この機会が発表の効果を高める上で非常に重要であるためですが,ともすると準備や練習が軽視されがちです.この記事では,質疑応答の際に守りたい注意点(コツ)についてまとめます.
10のコツ
この記事で紹介するコツは,以下のもので...
![発表資料の仕上げ方 -情報に繋がりと統一感を持たせよう-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/02/chain-e1541744458138.jpg)
スライド形式の発表(プレゼン)において重要なことは,繋がりと統一感を持たせることです.説明や表記に一貫性がなく,また揺れがあると,聞き手は混乱し,簡単に話に置いていかれます.この記事では,聞き手を惑わさないための繋がりと統一感の持たせ方についてまとめます.
➀色の意味を統一する
どの色...
![発表資料の仕上げ方 -メッセージを明確にする-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/hearing-e1541744558408.jpg)
なんとなく分かりにくい印象を与える発表スライドは,「そのスライドにおいて総じて伝えたいこと=メッセージ」が明記されていないという共通の問題を抱えています.この記事では,メッセージの重要性について解説した上で,よりよいメッセージの三要件を紹介します.
メッセージを明確にすれば,分かりやすく...
![発表の流れのパターン4つ](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/presentation-e1541744477211.jpg)
登壇発表やポスター発表の準備に際して,発表の流れをどのようにすべきか,という問題にはいつも悩まされます.何から話し,どのように話題を展開し,何を訴えるべきかは,説明する相手によっても,また発表の結果何を得たいかという発表の目的によっても違うからです.この記事では,発表の流れを決める助けとな...
発表後
![研究発表で受けた質問から発表資料の改善指針を得る方法](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/startup-594090_1280-300x300.jpg)
研究発表が終わった後,受けた質問も資料もそのままにしていませんか?研究発表が上手くなるには,発表後の振り返りが必須です.この記事では,発表で受ける質問に対する基本的な捉え方と,質問の分析によって発表資料の改善指針を定める方法を紹介します.
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話す・聴く・読む
![研究発表を楽に聞く方法① -序盤で把握するのは4つだけでよい-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2019/04/men-2425121_1280-300x300.jpg)
研究発表を聞くのは大変で,苦痛だと感じたことはありますか?実は研究発表は,いくつかのポイントに絞って話を聞くだけで重要な部分のほとんどを楽に理解することができます.途中で疲れて眠くなってしまうほど,一字一句聞き漏らさないように集中し続ける必要はないのです.この記事では,特に研究発表の「序盤...
![効果的に人の発表を聞くための6つのポイント](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/hearing-e1541744558408.jpg)
研究に携わっていると,人の研究発表を聞く機会がしばしば訪れます.しかし,人の発表の全容を理解することは基本的に困難です.この記事では,できるだけ楽に,かつ効果的に発表を聞く方法を紹介します.
①詳細理解よりも大まかな話題展開の把握を優先する
研究発表を聞くときに絶対に欠かせないのは,難...
![「空・雨・傘」の論理的3点思考で発表や報告に強くなる](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/clowd-e1541744512988.jpg)
[:ja]
問題解決のための論理的思考法として「空・雨・傘」の三点で思考する方法が多くのビジネス関連の書籍や記事で紹介されています.この思考方法を身につけておけば,報告や発表の場面で「なんでそうしたの?」「それで,どうするの?」「なんでそう言えるの?」のような質問を相手に言われないように...
![「結論から話せ」と言われたら -相手に合わせた結論の定め方-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/11/portrait-3113651_1280-300x300.jpg)
研究やビジネスの場面では「つまりどういうことか.まず結論から話せ」と口酸っぱく言われることになります.これは結論ファーストと呼ばれるもので,時間が無い中で効率的に議論を進めるために効果がある方法です.しかし,何が結論になるかは一意に決まるものではなく,相手に合わせて柔軟に決めるべきものであ...
![説得力のある説明をするためにピラミッド図を意識しよう](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/building-2665812_1280-300x300.jpg)
説得力のある説明がうまくできずに苦労してはいませんか.自分の主張に納得してもらえなかったり,反論に負けてしまったりする根本の原因は,「主張を支える論理の構造が相手よりもうまく見えていないために十分な理論武装ができていない」ことにあります.この記事では,キビ団子を作るように桃太郎がおばあさん...
![上手に説明と議論をするために論点を操る方法 -基本的な知識とコツ-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/02/workplace-1245776_1920-e1541744895283.jpg)
説明が相手にうまく伝わらない,議論でよい意見が出せない,想定しなかった質問ばかりくる,質問に答えたはずがちゃんと答えろと怒られる…といったように研究のコミュニケーションがうまくいかない状況にある場合,「話の論点」をうまく操れていない可能性が高いです.この記事では,まず,論点を操る上で知って...
![最小限の労力で文献を読むためのキラー・リーディングの方法](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/04/bible-1868359_1920-e1541744912112.jpg)
研究を実施する上では,多くの文献や資料から自分のためになる情報を効率よく収集する力が非常に重要です.キラー・リーディングは,この効率を高めるために考案されている技術の一つであり,是非とも身につけたいものです.ここでは,この技術についてまとめます.ポイントは,問いを持って文献に臨み,積極的に...
③理論編 – 技術を使いこなすために
プレゼンテーション
![発表で聞き手を迷子にさせないための9つの道案内ルール](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2018/04/boys-1822557_1280-e1541737786111.jpg)
発表とは,迷いやすい暗い森で大勢を道案内するようなものです.成功すれば,あなたが以前森の奥で見つけた発見や知識が確かにそこにあることを皆に示すことができ,称賛されますが,失敗すれば,途中で帰られたり,怒らせたり,失望させることになります.成功のためには「道案内のルール」を守ることが必要です...
![究発表における5つの戦略目標](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/presentation-e1541744477211.jpg)
[:ja]研究発表を成功させるためには,発表で達成すべき戦略目標を明確に意識して,首尾一貫した考え方と取り組みを効果的なタイミングで順序立てて紹介することが大切です.この記事では,基本となる5つの目標についてまとめます....
![研究発表序盤戦の攻略 -タイトルスライドから目的スライドまで-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/02/strategy-e1541744451318.jpg)
研究発表において最も重要かつ最も難しいのは,序盤の数枚のスライドの構成です.目的説明スライドまでの話で聞き手の興味を誘うことができなければ,その後の話は聞いてもらえず,最悪の場合休憩の時間に充てられてしまいます.この記事では,10~15分程度と発表時間が短い場合の序盤戦の攻略法についてまと...
![研究発表中盤戦の攻略 -方法スライドから結論スライドまで-](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/02/strategy-e1541744451318.jpg)
[:ja]
研究発表の序盤戦で「研究の目的」について納得してもらえたとすれば,次の勝負は「結論をいかに納得させるか」です.この記事では,10~15分程度と発表時間が短い場合の中盤戦の攻略法についてまとめます.序盤戦の攻略法の記事はこちら.
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![発表が上手な人が行っている論点操作のための3つのポイント](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/02/conference-2705706_1920-e1541744899505.jpg)
上手なプレゼンをする人は,「場の論点とその流れを操る」ことを大事にしています.場の論点の流れを操ることができれば,「何か色々話はされていたけど,結局何が言いたいのかわからなかった」という評価を受けたり,議論が発散して収集のつかない発表になることを避けることができます.この記事では,発表が上...
![研究発表の各セクションの役割](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/book-e1541744531395.jpg)
研究発表のスライドは,大抵の場合「背景」「目的」「方法」「結果」「結論」「課題」「展望」の7つのセクションで構成されます.わかりやすく効果的な研究発表にするためには,これらのセクションの役割を把握し,その役割が発揮されるようにそれらのセクションを書かなくてはなりません.この記事では,発表資...
![スライド資料の論理性チェックリスト](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/11/check-e1541744760188.jpg)
[:ja]研究発表をスライド形式で行う場合、話の論理展開を入念に計画し、それをスライド構成に反映させる努力が特に重要です。この記事では、スライド作成ツールを立ち上げる前、個別スライドを作るとき、スライド枚数が出揃ってきた後、の3段階でチェックすべき項目をまとめます。
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![発表資料の各スライドに対する自己チェックリスト](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/11/check-e1541744760188.jpg)
[:ja]研究発表資料の作成において,全体の構成を練ることも重要ですが,各スライドを個別に洗練させていくことも重要です.この記事では,各スライドに対して確認していくべき項目を重要な順で紹介します.
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議論
![論証力を身につけよう](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/07/note-e1541744563194.jpg)
[:ja]
前提から論理的に結論を下せる力は,研究を進める上で特に重要です.根拠や前提に支持された発展的な結論を導出し,また逆に結論の説得力を高めるための根拠や前提を整理することが求められます.この記事では,基本となる3つの論証と,4つの導出パターンを紹介します.
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論文
④発展編 – 研究をさらに発展させるために
![研究者のセルフブランディング](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2017/10/watching-e1541744845780.jpg)
[:ja]研究者の使命の一つはその能力により生み出される価値の最大化であり,そのためには「研究者としての自分のブランディング」が欠かせません.この記事では,このようなセルフブランディングについてまとめます.
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⑤ツール編 – 楽に研究を進めるために<\strong>
![発表資料に使える無料素材配布サイト](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/11/photomany-e1541744765650.jpg)
[:ja]
研究発表資料のなかでメッセージの印象や視認性を向上させるために画像素材を使いたいものの,一から自前で作るほどコストをかける必要もないときがある.そのようなときに便利な素材配布サイトのうち,無料で入手でき改変も可能な使い勝手のよいものをまとめた.
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![Web上で文献管理 – Paperpileの導入方法と基本的な使い方](http://www.ams.eng.osaka-u.ac.jp/user/ishihara/wp-content/uploads/2016/01/book-e1541744531395.jpg)
文献管理にはこれまでMendelayを使用していましたが,Googleの論文検索と相性のよいPaperpileというWebベースの文献管理サービスがあることを知ったので,使い勝手を試してみました.この記事ではPaperpileの特長の紹介を交えつつ、簡単な利用方法についてまとめます.
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