研究の技術や工学系Tisp,その他研究上必要になった情報のメモを載せています.

[概要精読] “Emotional Architecture for the Humanoid Robot Head ROMAN” by J. H...

アブストラクトの精読によって,本文をできるだけ楽に読めるように準備をする.今回読む文献はこれ. 文献情報 Jochen Hirth, Norbert Schmitz, and Karsten Berns. 2007. “Emotional Architecture for the Humanoid Robot Head ROMAN.” Proceedings of International Conference on Robotics and Automation, 2150–55.  ドイツのUniversity of Kaiserslauternのチームの国際会議論文.タイトルから,ROMANという人型ロボットの頭に使うためのEmotional Architectureを作ったことの報告であることが分かる.キーワードは,humanoid robot head, emotional architecture, behavior based controlなので,タイトル通り,emotional architectureをhumanoid robot headにいれてbehovior based controlを行った研究という理解で問題なさそうだ. Abstract まずはアブストをしっかりと読んで,課題-根元の問題-解決アイデア-結果-結論の対応を可能な限り把握し,本文での要確認事項を整理する.要確認事項がなければ,当面はアブスト読みだけで終える. まずは1,2行目. Humanoid robots as assistance or educational robots is an important research topic in the field of robotics. Especially the communication of those robots with a human operator is a...

駆け出し研究者のための研究技術入門:記事一覧

研究パフォーマンスを高めるには専門技術だけでなく,基礎的技術も必要です.この記事では,著者が効果を確かめてきた基礎的な知識や技術を4編に分けて解説しています. 初級編:学生さんにまず知っておいて欲しいこと 実践編:研究の各場面で使える実践的技術 理論編:技術を使いこなすための理論 発展編:さらなる飛躍のための研究以外の技術 ツール編:研究支援ツールの使い方 ①初級編 – 研究を始めるにあたって 心構え テーマ設定 ②実践編 – 各場面で成果を挙げるために 論文 プレゼン・ポスター 発表後 話す・聴く・読む ③理論編 – 技術を使いこなすために プレゼンテーション 議論 論文   ④発展編 – 研究をさらに発展させるために ⑤ツール編 – 楽に研究を進めるために<\strong>

研究発表で受けた質問から発表資料の改善指針を得る方法

研究発表が終わった後,受けた質問も資料もそのままにしていませんか?研究発表が上手くなるには,発表後の振り返りが必須です.この記事では,発表で受ける質問に対する基本的な捉え方と,質問の分析によって発表資料の改善指針を定める方法を紹介します.

「絶対に守るべき」発表スライドの3つの基本ルール

スライド形式の資料を用いて「新奇難解な論理」を「短時間で分かりやすく」説明するには,一つ一つのスライドを作る際に3つの基本ルールを守ることが肝要です.この記事では,「3要素明確化」「絞り込み」「視覚化」という3つのルールについて解説します.これらのルールを守る上で便利なスライドテンプレートは別記事「分かりやすい発表スライドを作れる研究発表用テンプレート」で公開しています.

C#用UDP送受信クラスのサンプルコード

PC内で実行させている他のアプリケーションとUDP通信を行う際によく使う機能をまとめたC#用クラスのサンプルコードです.このクラスをC#プロジェクトに追加すれば,「送受信に使うポートのセット・リセット」「指定ポートへの文字列の送信」「受信専用スレッドでの受信待ち受け」「受信専用スレッドの開始・停止」などの機能が簡単に利用できるようになります.

曖昧な興味から研究テーマを定めるための3つのステップ

適切な研究のテーマや目的を定めることは中々難しい作業です.漠然とした興味の対象はあるけれど,ゴーサインをもらえる研究目的を定めていくための具体的な方法がわからない,という学生さんは多いはずです.この記事では,そのような場合に「①対象の絞り込み」「②理想と現実のギャップの把握」「③障壁の把握と作戦会議」という3つのステップにわけてテーマの定めていく方法を紹介します.場合によってはこのようなテーマ決めの大半の部分を教員が担当することもありますが,知っておく方が打ち合わせがスムーズです.

分かりやすいプレゼンスライドを作れる研究発表用テンプレート

分かりやすい研究発表資料を手早く作成するためには,研究発表用にカスタマイズされたスライドテンプレートを使うことが有効です.この記事では,著者自身がカスタマイズを繰り返して使い勝手を高めてきたパワーポイント用スライドテンプレートを紹介します.記事の最後のボタンからダウンロードできますので,是非使ってみてください. そもそもスライドテンプレートとは パワーポイントを開いて「新規」メニューを選ぶとずらりと出てくるスライドのひな型のことです.文字や図を配置するための枠やフォント,カラーパレットなどが初期設定されたものです.ビジネス向けや教育向けのテンプレートも豊富に用意されていますが,研究発表用にカスタマイズされた良いテンプレートが用意されていないのが実情です.この記事で紹介するテンプレートを使うと,下のようなスライドを作ることができます. この記事で紹介するテンプレートはこのようなものです. 研究発表用テンプレートの特徴 難解な話を分かりやすく説明するためには,「話の3要素(論点,要点,要点の補足情報)を明確にし」,「情報を必要十分に絞り込み」,「情報のまとまりや関係を視覚化」するという3つのルールを守ることが大切です.下の記事で解説しています. このテンプレートは,これらのルールが自然と守られるように,また,使っていくことでこれらのルールに習熟していけるように作成されています.このテンプレートを使うと,下の画像のようなスライド作成画面が開きます.この作成画面を参照しつつ,このテンプレートの特徴を紹介します.   特徴①話の3要素を記載するためのレイアウトになっている 画面右側の編集画面を見てください.話の3要素を書くべき場所が明示されています.よくある他のテンプレートを使うと,最上部に配置された話題を書く枠がないため,メッセージを書く大きなフォントの枠に話題だけ大きく書かれ,肝心のメッセージが明記されていない非常に分かりにくい資料になりがちです(例えば,上部に「実験結果」とだけ書かれていて,肝心の「結局結果はどうだったのか」というメッセージが明記されていないなど).3要素を書くための枠があらかじめ用意されていることで,スライド作成者は,このスライドにおいて「どんな問い(話題)に対して」「つまるところどんなメッセージを」「どのような補足情報を使って」説明するのかを明確にする必要に駆られます.その必要に応えようとする経験を積めば積むほど,より分かりやすい説明をするための力もついてくるはずです.各枠の具体的な記載方法はSlideshareのこの資料を参照してください. 特徴②重要度に応じてフォントが調整されている 画面右側の編集画面を見てください.メッセージ枠と,その下の補足情報枠の箇条書きの見出しは濃い色の太字フォントになっているのに対して,左上の話題枠は少し薄い色の通常フォントになっています.画面には表示されていませんが,箇条書きの中で段が下がると,少し薄い色の通常フォントになるようになっています.このように,情報の重要度に応じてフォントの色や形態,またサイズが調整されているので,「大事な情報に勝手に目が行く」スライドを作るのに便利です. 特徴③よく使う枠や図形のパターンが用意されている 画面左側の下の方を見てください.複数の枠が並んだ配置パターンや,曲がった矢印や吹き出しの図形パターンが記載されたスライドがあらかじめ用意されています.これらのパターンはよく使うものの,毎回作ると手間がかかります.パワーポイントにはSmartArtという図形配置パタンのテンプレートを利用するための機能が搭載されていますが,アクセスが面倒なのと,使わないものも多いので,サンプルスライドを用意して適宜コピー&ペーストする方式にしています. 研究発表用テンプレートと導入方法 テンプレートは「ここをクリック」でダウンロード可能です.大阪大学のサーバ内に置いています.テンプレートは下のボタンでダウンロード可能です.大阪大学のサーバ内に置いています(※ダウンロードリンクを2019/1/28に修正しました).[sdm_download id=”2726″ fancy=”0″] [sdm_download_counter id=”2726″] このpotxファイルをダブルクリックするだけでもこのテンプレートを使用したパワポ資料が作成できますが,このままではパワポの「新規作成」の際に出てくるテンプレート選択画面には出てきません.選択画面に出るようにするには,potxファイルを「ドキュメント」フォルダ内の「Officeのカスタムテンプレート」というフォルダに移してください.このフォルダがない場合は,パワーポイントの「ファイル」→「オプション」→「保存」のメニュー内にある「個人用テンプレートの規定の場所」を確認してそこに移せばよいかと思います. その後,パワーポイントを起動して「新規」メニューを押してください.画面上部にある「個人用」という選択肢を選ぶと,研究発表用テンプレートのアイコンがあるはずです.このアイコンの右下のピンマークをクリックしてピンを立てておくと,「新規」メニューを押した際に標準で選択されている「お勧めのテンプレート」の状態でもアイコンが表示されるようになります.このアイコンを選んで「作成」ボタンを押せば,テンプレートを使った発表資料が作成できます.