[サーベイ]神経系 – 中枢神経系 – 脳 – 脳幹 – 視床下部

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視床下部とは間脳に位置する中枢神経系の一部分であり,自律神経機能(交感神経機能,副交感神経機能)と内分泌機能を司り,本能行動や情動行動などの自分の意思では直接コントロールできない(下記に挙げる体性内臓反射を利用することで間接的にコントロールが可能)が重要な体内の機能を総合的に調節する総合中枢である[1].この意味で,ホメオスタシスの司令部とも言える[2].神経内分泌ニューロンを有し,いくつかの種類のホルモンを産生して蓄積している.これらのニューロンは刺激を受けて,各種ホルモンを下垂体へと流し込み,制御する(/*これが内分泌機能*/)[7].

メモ(後で自律神経系と内分泌系のページに移動させる):一般に,自律神経によるコントロールはすばやく短時間働き,内分泌器官が放出するホルモンによるコントロールはゆっくりだが長時間持続する[6].興奮-抑制に限って言えば,交感神経が亢進することで一時的に心拍数や血圧が増加するが,交感神経の亢進は負帰還によってすぐに抑えられる(/*抑えられるまでのタイムラグは変化するか?*/).しかし,交感神経が副腎髄質を働かせることによってカテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン)が生成された場合,これが全身に回ることで心拍数や血圧の増加は長時間続く(/*すべての器官が一斉に興奮するのか?それとも部分的な器官だけ選択的に興奮させることもできるのか?*/).つまり,自律神経系は危機の可能性に対する瞬時の予測的な準備として働き,実際に危機が起こり一定時間以上交感神経が亢進し続けた場合にはホルモンによる長時間の身体興奮状態を実現する,という流れがあると思われる.

入力
1.視床から送られる体性感覚情報
2.内臓から求心性自律神経系を介して送られるモニタ信号
3.大脳新皮質から送られるストレス検知信号(/*詳細な経路を調べる必要あり.扁桃体を経由?ストレス検知はどのようになされている?*/)
機能
自律神経機能
1.体性感覚情報に基づいて,自律神経活性を調整(体性-内臓反射.備考:針治療や整体,運動療法などが関連).
2.内臓のモニタ信号に基づいて,自律神経活性を調整(内臓-内臓反射.備考:これが内臓状態を安定に保つフィードバック系).
3.内臓のモニタ信号に基づいて,運動神経を活性化(内臓-体性反射.備考;虫垂炎など)
4.ストレス検知信号に基づいて,交感神経を活性化
内分泌機能
5.ストレス検知信号に基づいて,視床下部内で生産した各種放出ホルモン(他のホルモンの分泌を促すホルモン.副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン,甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン,成長ホルモン放出ホルモン,性腺刺激ホルモン放出ホルモン)を下垂体門脈の血中に放出する量を調整する.放出ホルモンの調整は,対になる抑制ホルモンとのバランスを変化させることで行う.
出力
1.交感神経活性
2.副交感神経活性
3.運動神経活性
4.下垂体門脈への各種放出ホルモンおよび抑制ホルモンの流出

参考:
[1]視床下部の働きとは?
[2]視床下部 -Wikipedia-
[3]日本成人病予防学会
[4]自律神経反射 -Wikipedia-
[5]ストレスで交感神経が過度に緊張して起こる病気
[6]内分泌系と自律神経系
[7]ヒトの生物学(D. D. Chiras)

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