研究基礎力(論証・反論・要約・推敲・論述・発表)を身につけよう

研究技術解説

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研究というのは,自分が信じる結論を主張し,意義を示し,成果を明らかにし,結論の妥当性を認めてもらう作業です.したがって,様々な場面で「説得力」が求められます.この記事では,説得力を高めるのに必要な6つの基礎的な力について学ぶためのスライド資料をまとめます.

1.論証する力

前提から論理的に結論を下せる力です.また逆に,下したい結論のために必要な前提を整理できる力でもあります.論証のパターンを知り,論理を視覚的な構造として捉えられるようになりましょう.

 

2.反論する力

論証の弱点を見抜き,結論の妥当性を失わせる論証を明確に行える力です.自分の論証に自分で反論をぶつけて戦わせることができるようになることで,より強い論証を導き出せるようになります.効果的な反論のパターンと,効果のない反論のパターンを知りましょう.

3.要約する力

多くの説明材料の中から重要度の高いものを順に選び抜き,端的に再構成できる力です.相手の話を楽に聞けるようになるだけでなく,自分も相手にわかりやすい話をできるようになります.文章要約のステップや効果を把握しましょう.

4.推敲する力

内容を正確に把握し,端的で明快な表現にできる力です.わかりにくい文章のパターンを知り,推敲のための基本的な技術を身につけましょう.

5.論述する力

論証を明確でわかりやすい文章として構成できる力です.論証構造のどの部分を,文章のどこにどのように配置すべきかを決めるための4つの論述ルールを身につけましょう.

6.発表する力

論証をわかりやすく,短い時間で訴える力です.わかりやすい発表とは何か,論証構造と論述文と発表資料はどのように関係し,またどのように違うのかを把握することで,わかりやすく,また作りやすく,かつ話しやすい資料が作れるようになります.

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